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よくあるご質問

カテゴリー : 吉田 シールのこと2018年05月31日
ホクトエスピーブログ

yoshidasan9 吉田です。

 

よく、「シールの色はどれくらいもつの?」というご質問をうけることがあります。

一般的なシールの印刷では室内でも3ヶ月、屋外なら1ヶ月程度で褪色がはじまります。室内であっても保管場所や保管状態により、例えば長時間蛍光灯に照らされる環境下であれば屋外並みとなります。

褪色はインキを構成する化合物の結合の強さに起因します。一般的な色を構成するCMYK色のうち、Y(イエロー・黄色)が最も結合が弱く褪色しやすいく、次にM(マゼンタ・赤色)になります。結合の強いC(シアン・青色)及びK(ブラック・黒色)は褪色しずらい傾向にあります。

これを防ぐにはいくつか方法があります。

まず、褪色しずらいインキ(耐光インキ)で印刷したり、表面加工として耐光性PPフィルム(サンカットラミ)を貼る方法です。一般的なシール印刷に比べると多少コストが上がりますが、褪色までの時間が2倍~3倍程度伸びる場合がございます。

次にK(ブラック)やC(シアン)中心で印刷する方法で、結合の強いCとKだけで印刷あるいはKだけで印刷したシールは褪色しずらいと言えます。しかし、表現したいシールデザインにもよると思いますのでご参考までに上げさせていただきました。

最後にシルク印刷です。これが最も確実な印刷方法と言えます。膜厚の厚いインキを塗布しますので、1年程度は褪色しないと思います。ただ、このシルク印刷は一般のシール印刷に比べコストが上がってしまうことと、CMYKの掛け合わせでカラー印刷には不向きだという点をご注意下さい。

 

あと、「写真入りのシールを作ったけれど写真が鮮明じゃない」という場合がございます。

これは、写真のデータ自体か印刷方法が適切でないのいずれかが原因と考えられます。

写真自体の問題として、ホームページ等からダウンロードしたものでそもそも粗いデータである場合です。ホームページ用に圧縮される前の元になった写真データが必要になります。

また個人での撮影の場合はライティングが適切でない場合もございます。

写真入りのシールの出来は「写真の品質」で決まりますし、写真を最も良く表現できる印刷方法はオフセット印刷です。

 

このように、シールの使用用途や保管状況、ご予算などにより何通りかの方法がありその中から適切な方法をご提案させていただきますのでお気軽にお問い合わせ下さい。