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コロナによる外出控えをきっかけに・・

カテゴリー : 樋口の徒然なること2022年11月10日
ホクトエスピーブログ

<樋口です。

コロナの発生からもうしばらくで3年間となります。

 

2020年、2021年、2022年とコロナとの闘いは未だに終息することはなく、私自身も4度目のワクチン接種を控えています。

 

2020年4月 緊急事態宣言の折は、それまで仕事が休みの日は家族で出かけることが多かった私も、みなさんと同様に自宅内で過ごすのが中心の生活へと変わっていきました。

出かけるといっても我が家は遠出することは滅多になく、都内への近出が日常でした。

生まれて初めて経験する緊急事態宣言発出の当初は自宅で映画を観たり雑誌などを読んで趣味の時間を過ごしておりました。

ただ、それがずっと続くと観たい映画も雑誌も次第になくなっていき、なんとなく無意識に趣味の時間を拡充するあたらしいものが何かないかなと模索していたのでした。

 

その2020年の年末から2021年の年始にかけて、そのあたらしい趣味の時間がインドアで過ごせるものが見つかったのでブログを投稿することにしました。

それはYouTubeの、ファッション系チャンネルを見つけたことでした。

私は洋服が好きで昔からファッションが趣味の一つとして今も続いています。

ファッション系YouTubeチャンネルの中でも、特に良い刺激を受けている、必ず毎回見たくなる方のチャンネルがあります。

お名前は伏せますが(仮称で“Oさん”とさせていただきます)Oさんがチャンネルを開設されたのがコロナ発生の半年前くらいでした。

Oさんは某有名大手セレクトショップの店舗スタッフから始まり、その後メンズドレス部門の本部スタッフ役職者となり、会社に許可を得て個人でYouTubeチャンネルを開設した経緯があります。

つまりはメンズファッション業界で研鑽を重ねたプロであり、人気のスタイリストです。そのような方が洋服についてじっくり解説する動画チャンネルは多くないと思います。

だからこのチャンネルの内容が自分のような一人の服好きにとって勉強になり楽しいのはもちろんですが、それと同じくらいOさんの動画から伝わってくる人柄に魅了されています。

もちろん動画で仕事として演技をしているのですからOさんの本当の人となりは分かりませんが、私が感じるOさんの謙虚さ・発想力・分析力・好奇心は人としての魅力に溢れ、自然と応援したくなります。

 

OさんがYouTubeを始めた理由は好きで好きでたまらない、自分の人生を注いできたともいえるメンズファッションの楽しさを、より多くの人に伝えたい、分かち合いたい。とのことでした。

本業の会社オフィスで仕事をして帰宅後に自分でテーマとシナリオを考え、動画撮影と編集を一人でこつこつ続ける毎日。

その後さらに、会社が休みの土日のみオープンする古着セレクトショップの運営(自身で仕入れ、お店立ちする)を始められます。これも会社に許可を得ているとのこと。

他にはその人に合った着こなしの提案・勉強会をする会員制オンラインサロンの運営なども。

もちろん会社の方の理解・助けもあるでしょうが、本当に行動力のある方だなと感服します。

 

私は外出控えが続いた中、YouTubeの動画チャンネルを見つけたことによって趣味の時間を拡充することができました。

まるでお店で接客のプロに長時間つきっきりで洋服のあれこれの説明をしてもらっている感覚です。

俯瞰するとYouTubeによって、テレビなどのマスメディアとは異なる、よりパーソナルな『人との出会い』が出来たと感じています。

 

現在40代前半のOさんはその大手アパレル会社を退職され、前述の古着セレクトショップのオーナーとして独立されました。

会社勤めがなくなったことによりさらに精力的に動画をアップされ、もともと業界から注目されていた方なのだと思います、各メディアの取材も増えて雑誌媒体などへの登場も増えています。

これから有名ブランドへの別注で新品の販売やオリジナルブランドも手懸ける計画があるようなので、意を決した独立により、このコロナ禍にあっても成功されているようです。

その成功の裏には確固たる理由があることはOさんのチャンネルを観てきた人には分かると思います。

あぁ、こんな素敵な人と一緒に仕事がしたいな。この人なら信頼して取引ができるな。これにつきると思います。

どんな仕事もやはり最後は人なんだということを改めて気づかされました。

 

会社で決められた目の前の仕事をこなす。これはこれでとても大切なことですが、その中でOさんのように『自分はこうしたい』『こうすればもっと良くなるのでは』と向上心を持ち続けて仕事にあたることができれば、自ずと仕事の中身も周りの評価も自身の心もより良い方向に変わっていくのではないかと思いました。

 

本日は趣味に費やした時間から仕事にも通ずる気付きを得たことを投稿させていただきました。