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そのシール、印字で作りませんか?

カテゴリー : 吉田 シールのこと2023年01月31日
ホクトエスピーブログ

 吉田です。

弊社では多くのお客様から様々な種類のシール作成のご注文をいただいております。

そのシールの中には、印字で対応出来そうなものも多数ございます。

では、そもそも印字シールとはどういったものなのか、また印字シールのメリットとデメリットを改めてご紹介させていただきます。

 

簡単に説明致しますと、一般的な「印刷」はデザインから印刷版を作りその版にインクをつけてデザインをシールに写していきます。

それに対し「印字」とは、熱転写リボンを使用したプリンターを使用して直接シールに転写していきます。

 

印字のメリットと致しましては、上記の通りデータから直接転写をするため印刷版を作る必要がございません。その分コストが抑えられたり、納期の短縮にも繋がります。

印刷版を作らないということは、ロット番号やバーコードが可変するものや多品種の製品に適しているということになります。

 

例えば、50種のアイテムを各100枚ずつ合計5000枚を同じ色・同じシール原紙で作成する場合、印刷での場合は印刷版を50版作成し、印刷工程として49回版の差し替えを行わなければなりません。

そうなりますと製版代と作業工賃がかなり掛かってしまいますし、納期も1週間以上いただく可能性がございます。

それを印字で対応致しますと、製版代は掛かりませんしデザインや条件等にもよりますが単純に5000枚としての作業工賃になりますのでかなりコストが抑えられますし、即日出荷も可能な場合もございますので納期面でもかなり短縮出来ます。

また、弊社には印字対応用無地シールの既製品というものがございます。使用するシール原紙はアート紙普通粘着でサイズ展開も限られてはしまいますが、こちらの既製品をご利用いただければ、コストが更に抑えられる可能性もございます。

もちろんお客様のご希望のサイズでの印字シールも作成は可能ですが、その際はご希望サイズの無地シールを作成しなければなりませんので印字費用の他に別途無地シール作成代及び刃型代が掛かります。

 

では、印字シールのデメリットとは何か。

多色刷りできる印刷と違い、基本的には黒1色での印字になりますし、使用できるシール原紙も限られてしまいます。

また、デザインによっては文字潰れや擦れといった仕上がり精度が劣る場合もございますし、網点や広範囲にベタなどが入るデザインには不向きです。

 

今回は印字を推す内容でしたが、仕上がり精度なのかコストなのか納期なのか重点を置くポイントはお客様や案件によりますし、上記の通り印刷や印字それぞれにメリット・デメリットがございます。デザインやアイテム数、生産枚数などにより印字や印刷の適性も変わります。

 

印字シール作成をご検討されているお客様のご参考になれば幸いですし、どんな内容でもまずはお気軽にご相談下さい。

お客様に合った適切なご提案をさせていただきます。

 

印字に関するお問い合わせはこちら⇒https://www.hokutosp.com/inji/index.html