シール印刷のホクトエスピーブログ
オンラインショップはこちら後払い可能

繊維用糊とは(サテンシールなど)

カテゴリー : 樋口 シールのこと2020年06月17日

 <樋口です。

 

今回は衣類に貼る用途に適した糊剤、繊維用糊についての話です。

繊維用糊が塗布されているタック用紙はいくつかありますが、代表的なものがこちらのサテンシールです。

布のような見た目・質感のタック紙(というより「糊付きの布」のほうがわかりやすいでしょうか)で、衣服との親和性もあることからロゴを印刷してイベント会場などで用いるスタッフパス、ゲストパス、入場パス、ワッペンシール、名札シールなどとして使用できます。

サテンのほかには上質、アート、ミラコートと、サテン素材よりも安価な紙素材にも繊維用糊の取り扱いがあります。こちらも店頭販売にてTシャツなど衣服に直接貼れるアテンションシールやPOPシール、サイズシールとしても使用できます。

 

繊維用糊の原紙メーカーによる正式名称は『繊維用 溶剤糊』となります。この溶剤糊というのがポイントです。

例えとして「アート<73>普通糊」と「アート<73>繊維用糊」のタック用紙は見た目では区別がつきませんが、糊の特性が異なります。

こちらの点は以前のブログでもご説明しました。https://www.hokutosp-blog.com/?p=1107

つまり、繊維用溶剤糊は普通糊と比べ耐久性のある硬い糊であることから、衣服等の繊維素材に貼って剥がすときに糊残りが少ない糊剤といえます。逆に、もし普通糊のシールをスタッフパスや販売商品の衣服に直接貼った場合は糊成分が衣服に移ってしまう可能性があり問題です。

ですから、衣服に直接貼っても問題が少ない(まったくないとは言い切れませんので要テストですが)糊が『繊維用糊』となります。ただし、ニットなど毛足が長いものやプリント部に貼るのは避けていただいたほうが無難です。

繊維用糊についてのご説明は以上です。

 

今やコロナウイルスの影響で多くのイベントが相次ぎ中止や延期となり、現状は経済再開と第2波への備えの両面を考えていく必要があります。

ITを活用したイベントの必要性が高まるのと同時に、しっかりとした感染防止対策を行った上でのリアルなイベント開催の必要性も高まると思います。やはり実際に自分の目で見て、聞いて、感じたほうがより楽しいと思います。

サテンシールに話はもどりますが、従来は首から提げて使うスタッフパスを使い回していても問題はなかったのですが、これからのイベント再開の際は感染防止対策の一環として『使い捨てできる』スタッフパスやゲストパス、つまりサテンシールや繊維用糊シールに有用性があるのではないかと思います。

 

最後に弊社オンラインショップの宣伝です。

どちらのシール商品も汎用性・品質・価格・少ロット販売の4つの要素で合格点をいただけるよう制作しております。

近日中にオリジナルのサテンシール(スタッフパス、ゲストパス)の販売も予定しております。

オンラインショップはご決済~納品までがスムーズに行えますので是非ご検討ください。

いつもありがとうございます。

https://www.hokutosp.com/onlineshop/index.html