シール印刷見積もりに必要な基本項目

本日はお客様がシール・ステッカーの注文をされる際に必要な御見積書について私共がどのように確認、計算をしていくのかについてご説明いたします。
まず一点目はそのシール・ステッカーの用途についてです。
作成予定のシールはどのような目的でどのように使うのか。ご予算の目安はどうか。
この情報を元に、使用する用紙は紙素材かフィルム素材かを選定いたします。
次にどのようなデザインか。つまりシールのサイズや形状、色数、そして必要枚数を確認します。
サイズが大きくなるほど、色数が多くなるほど費用は上がります。枚数に関しても同様ですが、一枚単価という観点からは枚数が増えるほど単価は下がっていきます。
シール印刷物は店頭で売られている小売商品のように、一個いくらで固定されるものではありません。その意味ではお客様によるオーダーメイド商品と同じといえます。
最後にその他加工・オプションの有無を確認します。
その他加工とは表面ラミネートや変型の型抜き、ミシン目、台紙へのスリット、箔押し、糊殺し、ロール巻き仕上げなどの2次加工のことです。
デザインの内容と加工の有無を確認した後に最適な印刷機(内容によってはデジタル出力機など)を選定いたします。
印刷機はロール用紙から印刷/抜きが同時にできる平圧印刷機、凸輪転印刷機、オフセット輪転印刷機、平判用紙で印刷するオフセット平版印刷機、シルクスクリーン印刷機などがあります。
オプションとはご指定の帳合や袋入れなど内職作業が必要なもの、梱包方法にご指定があるものなどです。
上記全てを確認し、最終のお見積り金額を算出いたします。
総費用を分解して言葉で表すと下記となります。
総費用 = 原紙代+印刷/抜きまたは出力/抜き代+その他加工代※+内職代※+梱包代+送料 (※その他加工代と内職代は発生する場合のみ)
本日はお客様へお見積り金額の中身を紐解くことによって少しでもご理解と納得につなげられればとブログ投稿いたしました。
ですが、上記の詳細を決めてからお見積りください、ということでは決してありません。
シール素材に関しては原紙の種類だけでも多種あります。そこに糊の種類が加わり、さらに印刷方法、加工の方法も何種類もあります。
よって、前述の通り私共が第一に必要な情報はシール・ステッカーの用途となります。そして必要枚数が分かれば数多の種類のシールの中からシール印刷のプロとしてより良いもの、間違いのないものを見積り提案させていただきます。
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