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仕上げ方法:ロール仕上げについて

カテゴリー : 瀧 シールのこと2023年05月31日

<瀧です。

シールを作成する上で必要な情報の中に、「仕上げ方法」というものがあります。

仕上げ方法には、大きく分けて4種類あり「シート仕上げ」「ロール仕上げ」「全抜き仕上げ」「断裁半抜き仕上げ」があります。

(シート仕上げ)

 

(ロール仕上げ)

 

(全抜き仕上げ)

 

(断裁半抜き仕上げ)

 

以上4点の仕上げ方法をご紹介しましたが、今回は複数の商品にシールを貼るのに便利な「ロール仕上げ」についてご説明いたします。

ロール仕上げは、その名の通りシールをロール状に巻いて仕上げる方法で、シールとシールの間をカットすることなく連続で巻き取ったものになります。

ラベリング機械を使って自動貼り付けをする場合に適した仕上げ方法です。

 

通常、ラベル・シールを作成する場合には「シールの材質」「シールサイズ」「作成枚数」「色数(デザイン情報)」等が必要になりますが、

ロール仕上げをするには、追加で「紙管サイズ」「出し方向」「巻き方」「巻き数」「送りピッチ」といった情報が必要になります。

これらの情報について詳しく見ていきましょう。

紙管サイズ

作成したシールを巻き付ける為に使われます。紙管のサイズには、50mmφ、76mmφ、100mmφ等があります。

弊社では、76mmφ(3インチ)を使う場合が多いです。ラベリング機械によって、使用できる紙管サイズが決まっている場合がありますので、ご注意ください。

 

●出し方向

出し方向には4つのタイプがあり、正面にデザインをみて上下に流れる「頭出し」「尻出し」、左右に流れる「左出し」「右出し」があります。

こちらも自動貼り機を使用する場合に出し方向を間違えると貼り付ける向きが変わってしまうので重要です。

 

●巻き方

巻き方は2つのタイプがあります。

一つは表巻き(外巻き)でシール面が表側(外側)にくる形、もう一つは裏巻き(内巻き)でシール面が裏側(内側)にくる形に仕上げます。

 

●巻き数

1巻1,000枚といったように、1巻あたりの枚数指定になります。

巻きつける枚数と紙管によって1巻の直径サイズが変わるため、ラベリング機の仕様によっては機械に入らないなど不具合が発生する場合があります。

弊社でお見積りをする場合は、1巻の最大直径サイズをお伝えいただいても問題ございません。

 

●送りピッチ

送りピッチは、シールとシールの間の間隔のことで、通常は3mmとなります。

 

※その他にも、シールを2列にして1本のロールに仕上げる多面付仕上げ、両サイド間隔指定等をしていただくこともできます。

 

弊社は、これらの情報を元に見積書を作成しております。

ご不明な点があれば弊社の担当者より提案させていただきますし、ラベリング機の仕様書をお送りいただいてそれに沿ったお見積りをすることもできますので、是非お気軽にご相談ください。

 

お見積りのご依頼はこちら→http://www.hokutosp.com/seal/form.html

 

 

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