フランス車のすすめ~前編

唐突ですが、フランス車をご存じですか?ルノー、プジョー、シトロエンなど。
その中でもシトロエン車を試乗したことはございますか?
フランス車は日本車と比べ性能がいまいち、輸入車だからコスパが良くない等、いろいろなイメージがあると思います。
他方、フランス国内には都心でも石畳のごつごつした道が多いらしく、サスペンションやシートなど車両を開発する上でフランス独自のソリューションがあるようです。
そんなフランス車の中でも私はシトロエン車を毎日の営業の足、仕事の相棒として10年以上乗り継いでおります。
2008年に当社に営業として入社して以降、最初は日産車のキューブ、それ以降はシトロエンC3、その次もC3、そして現在C4とシトロエン車を3台乗り継ぎ現在に至ります。
遡って前職の大手レストランチェーン店の正社員として現場に勤めていたころは自家用車としてスポーツセダンを所有しておりました。その自家用車での出勤もOKな会社でした。
20代~30代前半まで自動車に求めていたものは『デザインがかっこいい』『速い』の二つです。
立ち仕事の接客業ですから毎日現場で長時間働いて退勤時には疲れ果てていることもざらにあります。ですが、帰途につくためにその愛車で走り出すと不思議と元気が出たものです。
20代後半にさしかかるころ、仕事に転機が訪れます。突然の人事異動で現場から本部社員への異動通達でした。本部からの通達を受けた時は青天の霹靂で、会社を辞めようか迷ったくらいのことでした。
当時の私は副店長。翌年には店長試験に臨まんとするところ。まず店長となり、それ以降は複数店舗のまとめ役であるスーパバイザ-になることを目標にしておりました。
同じ会社の社員に変わりありませんが、接客・店舗運営のプロフェッショナルを目指して数年以上懸命に学び続けていたところに、突然会社オフィス勤務のサラリーマンに転身して一からやり直しかと意気消沈しておりました。
そんな中、当時のスーパーバイザーに言われた言葉が私の考え方を大きく変えてくれました。
『樋口異動先が販売促進だって?よかったね~。樋口はスーパーバイザーになりたかったんだよな。でもさ、この先販売促進で昇進して販売促進のマネージャーになったらスーパーバイザーより格上になるんだね。全国のスーパーバイザー100人を指導する立場になるってことだからね。未来の樋口部長、ご指導よろしくお願いします笑』
こんな言葉をかけてくれたのです。未来は明るい、やりがいがあるではないか!と不安にかられた自分を奮い立たせてくれる大変有難い言葉でした。加えて、石の上にも3年、必死にかじりついてそれでも自分に向いてないと思ったら俺が現場に引き戻すから安心していい、とも。
さて、フランス車の話から脱線しましたが、もう少しだけ長くなりそうです。次回後編にて続きを投稿させていただきます。
ここまでお読みくださりありがとうございます。