フランス車のすすめ~後編

フランス車のすすめ~後編 になります。
前編:https://www.hokutosp-blog.com/?p=6919
後に振り返れば現場の仕事も本部の仕事も労働基準法に則らない残業時間の多さは同様でしたが、前者はどちらかというと身体を酷使、後者は頭を酷使しないと追いつかないような仕事の内容でした。
フランス車の話から脱線しましたがもう少しで戻ります。
本部に異動して2~3年が経とうとするときでしょうか。身体に異変が起こり始めました。現場は毎日歩き回る仕事、本部は毎日じっと椅子に座ってPC作業が多い仕事。
20代から30代になるときを境に急に始まった椅子勤務の生活。それに腰がうまく順応できなかったのでしょう。人生で初めて『腰痛』というものを感じるようになってしまいました。
この『椅子に座ると腰痛』の症状を抱えたまま当社に転職となります。
転職後は毎日数時間営業車に乗って走り回る勤務形態。会社の営業車はある程度の荷物も積めて都内の細い道でも小回りの利くキューブでした。
ところがキューブのシートは座って30分もすると腰が痛くなります。いたしかたなく高額な腰サポート用のカー用品と、オフィス内には腰椎サポート椅子を購入して凌ぐことにしました。
その後昇進することができ、それを期に営業車乗り換えをしては、と役員からの有難い言葉をいただいたので、自分なりに下記要件を満たす車探しを始めました。
まずは存在するのかどうかも分からない『腰が痛くならないシート』次に『お洒落なデザイン』『燃費が良い』
営業車ですから当然ですが、20代に私が自動車に求めていた要素はまるでありません。営業車として本来は『燃費が良い』『お洒落なデザイン』の優先順位にするべきところですが、それぐらい私にとって腰痛は切実なものでした。(高額だった腰サポートのカー用品は経年劣化のためか徐々に体に合わなくなってきていました)また、社用車であってもありふれたデザインではなく気の利いたデザインの営業車にしたいという思いもありました。
休日などを使って日本車、輸入車含めかなりの台数を試乗しました。最後に3車種残った候補の中で最も安価な車がシトロエンC3だったのです。それにシートの座り心地は断トツでした。
当時フランス車は輸入車の中で同じ車格・グレードで比較すると最も安価だったと思います。
シトロエンC3を営業車にして以降、巷で噂されていた故障が多い、修理が大変という心配は少なくとも私にとっては杞憂となりました。10年以上3台乗り継いだ私からするとちょっとした不具合や故障は国産車とほぼ差がないものでした。
ということで、私は今後も次の乗り換え時は真っ先にシトロエン車の中から探すと思います。
シトロエン車は腰が痛くならないシートの良さに加えてサスペンションがブランド独自の機構を使っているのもあり、快適そのものな乗り心地です(これは腰痛の有り無し関係なく自信をもって断言できます)。
そしてフランスという国ならではのお洒落なデザイン。そしてお安め(コスパが高い)。
まだまだ先の話ではありますが、現役引退後の自家用車、もしくは免許返納前の終の車としてもまずはシトロエン車から候補探しをするだろうなと思います。
以上、フランス車のすすめでした。最後までお読みくださりありがとうございます。