「耐光性シール」と「耐候性シール」の違いとは?

屋外で使うシールを選ぶとき、「耐光性」や「耐候性」という言葉をよく目にします。しかし、実際にどう違うのか、どちらを選べばいいのか迷う方も多いのではないでしょうか?
どちらも環境に強いシールですが、それぞれが耐える対象は異なります。
「耐光性シール」は、太陽光、特に紫外線による影響を受けにくいのが特徴です。長時間日光にさらされても色あせや変色が起こりにくく、印刷されたデザインや文字を美しく保つことができます。看板や車両ステッカーなど、見た目の鮮やかさを重視する場面に適しています。
一方、「耐候性シール」は、雨や風、温度変化などの自然環境に強いシールです。水濡れや湿気に耐え、寒暖差による収縮や剥がれにも強いため、工事現場や屋外設備、アウトドア用品など、過酷な環境下での使用に向いています。
では、それぞれの耐性シールにはどのような材質が向いているのか簡単にご紹介させていただきます。
「耐光性シール」
・PET(ポリエステル)フィルム
紫外線に強く、印刷面の色を長持ちさせる
表面が滑らかで高精細な印刷が可能
・塩ビフィルム
柔軟性があり、曲面にも貼りやすい
耐光性はあるが、長期使用にはラミネート加工が推奨
・ラミネート加工(サンカットフィルム)
印刷面に透明フィルムを重ねて紫外線を遮断
耐光性を大幅に向上させる
「耐候性シール」
・PETフィルム(耐水・耐熱タイプ)
水濡れや温度変化に強く、屋外使用に適している
・ポリオレフィン系フィルム(PPなど)
耐薬品性や耐寒性に優れ、工業用途にも対応
・アルミ蒸着フィルム
高い耐候性と遮光性を持ち、過酷な環境下でも使用可能
・強粘着アクリル系粘着剤
高温・低温でも剥がれにくい粘着力を維持
今回は「耐光性シール」と「耐候性シール」、それぞれに向いた材質を中心にご紹介させていただきました。
上記内容は一例であり、使用場所・期間・目的によって最適な組み合わせが変わります。
また、使用するインキや印刷方法によっても変わります。
それぞれの目的に応じて、適した素材をご提案させていただきますので、屋外用シールをご希望の際はお気軽にお問い合わせ下さい。
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