ポッティングシールについて

今回はポッティングシールについてご紹介いたします。
ポッティングシールは、樹脂盛りシール・ドームシール(ドーミングシール)とも呼ばれ、印刷されたシールの表面に透明なウレタン樹脂がドーム状に盛られている立体的なシールです。
用途としては、ブランドロゴやエンブレムのシール、キーホルダーやアクセサリ用のシール、滑り止めや傷防止・落下防止の保護用シールなどがあります。
耐水・耐久性もあり、屋内はもちろん屋外での使用も可能です。
それではポッティングシールの加工方法について簡単ですがご説明いたします。
まず、台紙(セパレート)にある印刷済のシールの上に樹脂盛機で樹脂を垂らします。
垂らした樹脂はシールの端まで広がっていくと、シール面積の外にこぼれないよう表面張力が働き、厚み約2mm程度のふくらみができます。
そして、ふくらんだ樹脂を約12時間かけて乾燥させて完全に固まれば完成となります。
余談ですが、私は小学生の頃に液体のりを固めて遊んでいたことがあり、疑似的なポッティングシールを作ろうとしていた思い出があります。もちろん液体のりでは全然固まらず、ふにゃふにゃの糊の固まりができただけでしたが、今もポッティングシールを見るとその頃の懐かしさがよみがえります。
そんなポッティングシールですが、作成を検討される際には注意していただきたい点があります。
まず、ポッティングシールは平らな場所に貼ることを想定しております。湾曲面に貼ることは出来ません。樹脂の厚みと反発力で、時間が経つと端から剥がれてきてしまうためです。
次に、作成できるシール材質はフィルム系素材に限ります。シール表面に垂らした樹脂が材質に染み込まないことが前提の為、上質やアートといった紙系素材を使って作成することはできません。弊社では、PETや塩ビ、ヘアラインPET素材等をベースにして作成しております。
ぷっくり膨らんでいるという面白さと親しみやすさのポッティングシール。小量でも作成可能です。
詳しくは下記のURLより是非お問い合わせください。
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https://www.hokutosp.com/seal/form.html