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感慨深いこと

カテゴリー : 樋口の徒然なること2025年10月03日
ホクトエスピーブログ

 <樋口です。

先月のことですが、私にとって大変に感慨深いことがありました。

9月月初に以前勤めていた会社から差出人社長名の封書が私宛にとどきました。K社長は私がその会社を退職する当時(私は1995年~2008年まで在籍)は営業統括部の部長的な立場の方で、近しい関係の部署だった私もいろいろとお世話になりました。

会社の社長からの封書といえば大体役員交代など人事異動や住所移転のお知らせが多いのですが、開封すると[社名変更のお知らせ]でした。

社名変更も頻繁ではないですが、普通の内容です。そうなのですが、私が感慨深い思いになったのはその新社名についてです。

 

まどろっこしいので社名を出しますが、旧社名:株式会社セブン&アイ・フードシステムズ → 新社名:株式会社デニーズジャパンに変更するとの小松社長からの封書でした。

新社名:株式会社デニーズジャパンとありますが、私や小松社長のように、2007年以前から在籍していた社員にとっては『新』ではなく『旧』の社名なのです。

つまり、1973年の創業時は株式会社デニーズジャパンでスタートし、2007年~株式会社セブン&アイ・フードシステムズに変更、2025年9月からまたデニーズジャパンに戻るという報を受けて感慨深いな、と思った次第です。

私は1995年新卒で株式会社デニーズジャパンに入社しましたが、2007年にデニーズジャパンも属していたイトーヨーカドーグループがホールディングス化するのに合わせて、おそらくは鶴の一声的な戦略でグループ会社のほとんどが「セブン&アイ」という名称一色に染まりました。

当時は社名からデニーズという屋号がなくなるということで、私も残念な思いをしていた社員の一人でした。また、デニーズレストランの象徴だった六角形の黄色看板もセブン&アイホールディングスの看板に差し替えるという事態にまでなりました。(この戦略は後年に撤廃されました)

 

私の勝手な想像なので実際はどうなのかは分かりませんが、封書の中身を見た時に、小松社長以下当時を知っている役員の方たちはどのような意図と思いでこの社名にしたのかと思案にふけました。

会社を離れて久しい分際ですが、こんな思いになるのはやはりデニーズジャパンという会社と諸先輩方に若い頃仕事の楽しさや厳しさを、言い尽くせないたくさんのことを教わったという感謝の気持ちが心に染みついているからだと思います。

旧くて新しい社名、株式会社デニーズジャパンの創業は1973年。私も1973年生まれです。これからも応援したい気持ちに変わりありませんし、今後も末永くご縁が続くことを願っています。